昨日の続きです。
効果的なトレーニング方法 には
細かなテクニックとしての方法 と
トレーニングをするための方法 とがあるということでした。
勉強で言えば、「細かな勉強のやり方」と「どうすれば勉強をする状態になるか」の2つということです。
多くの人が求めるのが「細かなテクニック」としての「効果的な方法」です。
まるで無数にある薬の中から、
私の目的に合った薬はどれか、一日何回飲めばいいのか、一回に何粒飲めばいいのか、飲む時間帯・タイミングはいつがいいのか、どのくらいの期間継続すればいいのか、などということを細かく設定していって、自分にぴったりの調合がなされた薬を探すような感覚で「効果的なトレーニング方法」を考えています。
問題は、その「完璧な調合の薬」にあたるトレーニング方法というのが簡単に見つかるわけがないということ、そして一度そのトレーニング方法(メニュー)をトレーナーが作成すると、「困った時にそれをやればいいや」という気持ちになって一番大切な「継続」という「もっとも効果的なトレーニング方法」を実行しなくなるということです。
重要なことというのは、第一に「トレーニングするための方法」つまり、「私はどうすれば机に向かって教科書を開き勉強するようになるのだろうか?」を考えるということです。一見するとバカバカしいですが非常に重要です。
「効果的なトレーニング方法」の前にいくつも壁があり、それをひとつずつ超える(回り込む、ぶち破る、下から穴を掘ってくぐるでも何でもいいです)ことが必要です。
壁①ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クリア ↓
壁②――――――――――
クリア ↓
壁③――――――――――
クリア ↓
効果的なトレーニング!!!に到達 というようなイメージです。
まずは①~③の壁に当たるものは何かを考えましょう。
壁①-------仕事が忙しくて来れない
壁②-------時間はあるけど面倒
壁③―――――――仕事が休みでも何かとやることがあって時間がない
などなど、あなたにとっての壁があるはずです。
いくら効果的になトレーニング方法を知ったとしても、この壁を乗り越えてフィットネスクラブに来なければ(または来なくても自分で運動しなければ)「効果的なトレーニング」にたどり着きません。結果として、自分の成りたい身体にはなれないということになってしまいます。
あなたにとっての壁はなんでしょうか?その壁をどうにかすることを考えましょう。それこそがあなたにとっての「効果的なトレーニング方法」の一つ目になります。
この感覚は非常に大事です。これがないとどうなるか?余計なお金をたくさん払ってしまうことになります。
明日はそれについてです。