フィットネス関連の本や、トレーナーの教科書に書かれている基本的な情報ですが、一般の人にもわかりやすく、セルフチェックも簡単にできるものがあります。
それがいわゆる「体形による分類」です。
人の身体の体格を大まかに3つに分けて、それぞれの体形に合わせた運動やプログラムを考えていくというようなものです。
エクササイズやトレーニングというのは基本は3タイプとも同じですが、それぞれ微妙に変えてみた方がいい、というものがと考えていいでしょう。
英語表記がされていますが、左からそれぞれ
外胚葉(がいはいよう)、内胚葉(ないはいよう)、中胚葉(ちゅうはいよう)という3タイプに人の体形を分類します。
外胚葉とは「細身の長身体形」です。
内胚葉とは「肥満体形」、中胚葉は「筋肉型」です。
個人的にも一番うらやましいのは筋肉型の中胚葉です。
この3つのタイプの内、どのタイプが
運動やトレーニングにおいて注意が必要かというと・・・・
やはりこの内胚葉型だと私は思っています。
単純に肥満体形ですから「痩せた方がいい」ということもありますが、その理屈で言うなら「ひょろひょろ&ガリガリ」の外肺葉型も問題です。積極的に筋トレをして筋量を増やそうとしないと、場合によっては内胚葉型よりも危険だと言えます。
内胚葉型の体形の人の問題点とは、実は性格なのです。
統計的に多く見られる傾向ということですべての内胚葉型がこうだということではありません。
その性格とは「夢見がち」「ドリーマー」というものです。
もし〇〇だったら、、、というように「頭の中で色々考える」ということしてそこで満足してしまい、「なかなか行動に起こせない」というケースが多いのです。
私のかつて友人でなんと体重が160㎏(多い時だと180㎏に近い)という人がいました。
その友人と電話や直接会って会話をすると、まさにドリーマーなのです。
「今後はお金を貯めて鍼灸の学校に通おうと”思っている”」
「今の仕事(職場)は1年間で技術を身に着けたらすぐにやめようと”思っている”」
「地元の山梨県に帰ってそこで自分のお店をやろうかと”考えている”」
「自分一人でやるのは”考え直した”ね。人を雇わないとダメだね」
などなど。
口から出てくるのは、思っている、考えている の連続です。
結局この友人は”思っている””考えている”の何一つとして行動に移しませんでした。
この友人は極端ですが、肥満体形の人というのは
運動や減量などに関しても「頭で考えただけで満足」してしまい、「ダイエット頑張るぞ!」と意気込んであらゆるダイエット食品や健康器具を買ってみても、結局ほとんど使わないでいる、いわゆる「買うだけでやった気になって満足して終わり」ということが本当に多いのです。
パーソナルトレーニングに申し込みをされてもなかなか継続できないことが多く、中には事前のカウンセリングで大まかなトレーニングプランやダイエットの計画を立て、
「では次は実際にトレーニングしましょう!」
という段階で、次から来なくなってしまうということもあります。
これについて、明日に続けます。